パリ・オリンピック(五輪)第11日の5日、体操の男子種目別鉄棒で岡慎之助(20)=徳洲会=が14・533点で、金メダルを獲得した。団体と個人総合の金、種目別平行棒の銅に続く、四つ目のメダルとなった。 2003年生まれ、岡山市出身。保育園の…

 パリ・オリンピック(五輪)第11日の5日、体操の男子種目別鉄棒で岡慎之助(20)=徳洲会=が14・533点で、金メダルを獲得した。団体と個人総合の金、種目別平行棒の銅に続く、四つ目のメダルとなった。

 2003年生まれ、岡山市出身。保育園の先生に逆上がりをほめられたことがきっかけで、4歳で体操を始めた。高校からは神奈川県鎌倉市の徳洲会に拠点を移した。22年4月に右ひざに全治8カ月の重傷を負ったが、1年をかけて復帰。今年5月、日本一を決めるNHK杯で優勝して初の五輪代表入りを果たした。

 平行棒が一番の得意種目だが、6種目とも満遍なく点数を取れるのが持ち味。かつては鉄棒の離れ技が不安定で、練習での落下も多かったというが、安定感を高めて今大会に臨んでいた。