第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で対戦相手が決まった中京大中京は5日、宮崎商(宮崎)との初戦に向けて本格的な練習を始めた。柵越え打が飛び出すなど、選手の調子も上々なようだ。 5日午前10時、鳴尾浜臨海野…

 第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で対戦相手が決まった中京大中京は5日、宮崎商(宮崎)との初戦に向けて本格的な練習を始めた。柵越え打が飛び出すなど、選手の調子も上々なようだ。

 5日午前10時、鳴尾浜臨海野球場(兵庫県西宮市)で練習が始まった。シートノックの後、塁に走者を置いて実戦形式で打撃練習。右の強打者、山田頼旺選手(3年)は何度も鋭い当たりを放った。そのうちの一本は柵越え打で最後部の左翼ネットに直撃。あわや場外の一打に、仲間から「おお」と歓声が上がった。山田選手は「久しぶりにテンションが上がった。ああいうのは風に乗っていく」とふりかえる。試合でもライナーを放つ意識で打つという。阪神甲子園球場の「浜風」を追い風にしたいところだ。

 初戦は大会第4日(10日)の第1試合(午前8時開始)。宮崎商の対策は、愛知に残る3年部員らを中心に研究を進めている。(渡辺杏果)