第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪市北区のフェスティバルホールであった。大阪代表の大阪桐蔭は大会第2日の第1試合(8日午前8時開始予定)で、興南(沖縄)と対戦することが決まった。  会場には出場する各チームの主…

 第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪市北区のフェスティバルホールであった。大阪代表の大阪桐蔭は大会第2日の第1試合(8日午前8時開始予定)で、興南(沖縄)と対戦することが決まった。

 会場には出場する各チームの主将らが集まった。夏の全国選手権大会優勝5回の大阪桐蔭は注目されており、徳丸快晴副主将(3年)が27番目にくじを引くと、会場はざわついた。

 本来は宮本真司郎主将(3年)が引く予定だったが、体調不良のため欠席。もう1人の副主将・山路朝大(あさひ)選手(3年)と話し合い、「俺が行くわ」と自分から言うと、「いいところ引けよ」と送り出された。

 緊張し、客席にいる仲間の表情は見えなかったという。大役を終えて「ほっとしたところはあるが、対戦相手が決まって、より一層『やってやるぞ』という気持ちになった」と話した。

 宮本主将が戻ってくるまでの間、副主将2人でチームを引っ張っていくつもりだ。

 優勝を目指した今春の選抜は、準々決勝で報徳学園(兵庫)に敗れた。8強入りしたとはいえ、徳丸副主将は「甲子園の負けは甲子園でしか返せない。日本一をとりたい」と意気込みを見せた。

 大会は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で7日に開幕する。大阪桐蔭は2018年以来、6度目の優勝を目指す。(西晃奈)