「広島-中日」(4日、マツダスタジアム) 今季初先発となった中日・根尾昂投手が3回を投げ、8安打、1四球、6失点でKOされた。 根尾は降板後、「自分のミスで失点してしまった。課題を克服できるように、反省し練習します」とコメントした。 今季…

 「広島-中日」(4日、マツダスタジアム)

 今季初先発となった中日・根尾昂投手が3回を投げ、8安打、1四球、6失点でKOされた。

 根尾は降板後、「自分のミスで失点してしまった。課題を克服できるように、反省し練習します」とコメントした。

 今季、2軍で先発ローテーションに入り、11試合に登板し、4勝2敗、防御率2・59の成績をマーク。プロ初勝利を目指して1軍の先発マウンドに上がったが、初回、先頭の秋山にはストライクが入らず、ストレートの四球。続く野間は追い込みながらも左前打を許して傷口を広げた。

 3番・中村貴に投手強襲の適時内野安打を許すと、自らの二塁悪送球も重なって、無死一、三塁とピンチは続いた。ストライクを取るのが精いっぱいの状態で、小園、坂倉に連続適時打を浴びて、計4連打で1死も奪えないまま3点を失った。

 6番・林を打ち取りようやく1アウトを取ったが、続く矢野に左中間突破の2点適時二塁打を浴びて、大量5点を失った。

 根尾は二回、今季初安打となる適時二塁打を放ち、自らのバットで1点を返したが、その裏、先頭の秋山に高めの速球を右越えへソロを浴びた。序盤での大量失点に、ベンチの立浪監督も険しい表情で根尾を見つめていた。

 三回もマウンドに上がると、この日初めて無失点で切り抜けた。その裏、チャンスで代打が送られ、プロ初勝利はお預けとなった。