ゴルフ男子で首位スタートだった松山英樹は3日目を終えて、4位タイに後退した。 前半はショットが安定しなかった。後半は出だしの10番でチップインバーディーを奪うなど流れに乗ったかに見えたが、14番、16番と短いパットを決めきれなかった。ラウ…

 ゴルフ男子で首位スタートだった松山英樹は3日目を終えて、4位タイに後退した。

 前半はショットが安定しなかった。後半は出だしの10番でチップインバーディーを奪うなど流れに乗ったかに見えたが、14番、16番と短いパットを決めきれなかった。ラウンド後には丸山茂樹監督に「制御不能でした」と漏らしたほど、コントロールが利かなかった。

 それでもイーブンパーで耐え、首位のラーム(スペイン)とは3打差。金メダル圏内にとどまり、「チャンスのある位置でなんとか終わることができた。明日、いい1日に出来るように頑張りたい」と前を向く。

 障害の多い難コースで、丸山監督も「普通の人なら5オーバーくらいしている。それをよくイーブンでまとめた。頭が下がるよ」と粘り強さをたたえる。

 初出場だった東京五輪では銅メダルをかけたプレーオフで敗れて、4位に終わった。「ここまで来ると、メンタルゲーム」と丸山監督。米ツアーでタイトルを争う強豪たちとしのぎを削る最終日になる。(野村周平)