「ソフトバンク3-2日本ハム」(4日、みずほペイペイドーム) 日本ハムの宮西が前人未踏の400ホールドを達成した。 八回に2番手として登板。先頭の代打・牧原に右前打を浴び、周東の犠打で1死二塁とされたが、代打中村晃を中飛に仕留めて降板。続…

 「ソフトバンク3-2日本ハム」(4日、みずほペイペイドーム)

 日本ハムの宮西が前人未踏の400ホールドを達成した。

 八回に2番手として登板。先頭の代打・牧原に右前打を浴び、周東の犠打で1死二塁とされたが、代打中村晃を中飛に仕留めて降板。続く今宮を池田が左飛に抑え、宮西にホールドがついた。

 目標として掲げてきた節目の数字に「やっと達成できた」と振り返り、「呪縛から解放された感じはあります」と笑顔を見せた。

 達成の瞬間は日本ハムファンに加え敵地ファン、両軍ベンチから拍手。「本当にありがたいことで。スタンドもね、ほとんどホークスファンですけど、拍手も頂いて。コンちゃん(近藤)とか有原とか、ホールドに貢献してくれたメンツがいる前でできたというのは、なんか良かったなと思います」と振り返った。

 歴代ホールド数は2位の山口鉄也(巨人)が「273」。「400」はとてつもない数字だ。試合後はベンチ裏で仲間から祝福を受けた。新庄監督からは「すごすぎてピンとこない」と独特の言葉で祝福された。

 今季は6月18日に昇格。ここまで14試合に登板して1失点。この日はかつての主戦場である八回に登板した。連続無失点を12試合とし、防御率0・82。復活のシーズンを迎えている。

 次なる目標を問われて、少し考えてから言葉を並べた。「今このチームでホンマに日本一目指したいっていう思いは強いんで。そこかな。自分のこと、あんまり記録は興味なくなったかな。節目はとりあえず達成できたし、あとはみんなで喜びあいたいっていうのが1番かな」。チームの日本一。そこに貢献していく思いだ。