サッカーの男女決勝が行われ、男子は昌平(埼玉)が初優勝し、女子は藤枝順心(静岡)が2年連続3度目の優勝を飾った。爆発的な…

サッカーの男女決勝が行われ、男子は昌平(埼玉)が初優勝し、女子は藤枝順心(静岡)が2年連続3度目の優勝を飾った。

爆発的な攻撃力は決勝の舞台でも発揮された。2度追いついた後の試合終了間際、昌平のFW鄭志錫(3年)が決勝点を入れ、初優勝をたぐり寄せた。

2―2で迎えた69分、MF長璃喜(2年)のクロスに鄭が頭で合わせると、ボールはゴールに吸い込まれていった。鄭は「クロスの軌道を予想して位置取りしていた。完璧なシュートを決められた」と喜んだ。

今春、サッカー元日本代表の玉田圭司氏が監督に就任した。試合を楽しむことや、攻撃において挑戦することの大切さを選手たちに説いてきたという。その結果、鄭を中心に攻めに厚みが増し、チームは破竹の勢いで勝ち進んできた。

勝利の瞬間、鄭はピッチに突っ伏して泣いた。「フォワードとしてのメンタルだけでなく人間性も玉田さんから学んだ。監督を勝たせたかった」と感謝の言葉を口にした。そんな鄭を玉田監督は「チームへの貢献度はナンバーワン。期待以上の活躍をしてくれた」とたたえた。

師弟で「全国一」という最高の夢を分かち合い、新たな歴史を刻んだ。(古島弘章)