8月4日の札幌5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=8頭立て)は、2番人気のアルマヴェローチェ(牝、栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)が、逃げ切ってデビュー勝ちを飾った。叔父に16年の京王杯2歳Sを制したモンドキャンノなどがいる血統。…

 8月4日の札幌5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=8頭立て)は、2番人気のアルマヴェローチェ(牝、栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)が、逃げ切ってデビュー勝ちを飾った。叔父に16年の京王杯2歳Sを制したモンドキャンノなどがいる血統。勝ち時計は1分51秒9(稍重)。

 五分のスタートを決めて、外のノースタンダードと競る形が続くなかで、押し出されるようにハナへ。そのままリズム良く運び、直線でもしぶとく脚を使って、外から迫るリアンベーレ(2着)の追い上げを首差でしのいだ。

 横山武史騎手は「逃げるつもりはなかったのですが、先頭に立った馬が物見をしていたので、自然とハナに立ちました。4コーナーで外に逃避するところを見せたり、まだ子供っぽいですが、今日はセンスだけで勝ち上がってくれました。背腰も弱くて、まだまだこれからの馬です」と成長に期待を込めた。

 上村調教師は「全体的にレースセンスがいい。スタートも速いですし」と評価して、馬の状態次第で次走は札幌2歳S・G3(8月31日、札幌)を視野に入れる。