「全国高校女子野球選手権・決勝、神戸弘陵-花巻東」(3日、甲子園球場) 岩手・花巻東で高校通算140本塁打を放ち、米・スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が一時帰国し、同校女子野球部で主将を務める妹・秋羽(しゅう)外野手(…

 「全国高校女子野球選手権・決勝、神戸弘陵-花巻東」(3日、甲子園球場)

 岩手・花巻東で高校通算140本塁打を放ち、米・スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が一時帰国し、同校女子野球部で主将を務める妹・秋羽(しゅう)外野手(3年)の応援へ甲子園まで駆けつけた。

 7月末にテネシー州ジョンソンシティーで開催された大学生による「アパラチアンリーグ」に出場していた佐々木。今回は、妹の雄姿を見届けるために一時帰国の日程を早めて凱旋(がいせん)。前日には兄妹で言葉を交わしたといい「彼女も分かっていましたが、甲子園でプレーすることがゴールじゃない、勝つことがゴールと話しました」と明かした。

 「重圧も感じていると思うんですけど、その中でよくやっていると思っています。とにかく悔いのないプレーと試合ができるように」とエール。父の洋監督(49)が率いる男子野球部も2年連続で夏の甲子園出場を果たしており「光栄なことで、私自身、見ていて楽しい。男女ともに最高の夏にしてもらいたい」と力を込めた。