元阪神投手のダグ・クリークさんがすい臓がんのため、死去していたことが2日、分かった。米・ウエストバージニアの地元メディア「ザ・ジャーナル」が報じたもので、7月28日に亡くなった。米バージニア州出身。55歳だった。今年4月にがんと診断され、…

 元阪神投手のダグ・クリークさんがすい臓がんのため、死去していたことが2日、分かった。米・ウエストバージニアの地元メディア「ザ・ジャーナル」が報じたもので、7月28日に亡くなった。米バージニア州出身。55歳だった。今年4月にがんと診断され、闘病生活を送っていた。

 左腕投手のクリークさんは1991年にドラフト7巡目指名でカージナルスに入団。95年9月にメジャーデビューを果たすと、ジャイアンツに移籍した翌96年にリリーフとして、63試合に登板した。

 98年に左の先発投手として大きな期待をかけられ、阪神に入団。先発ローテ-ション入りし、開幕3戦目の先発を任され、7回1/3を1失点と好投。しかし、その後は成績を残せず、7試合(6先発)、0勝4敗、防御率5・65で、1年限りで退団した。翌年メジャーに復帰し、カブス、デビルレイズ(現レイズ)、マリナーズ、ブルージェイズ、タイガースと計9球団を渡り歩き、2005年を最後に現役を引退した。

 メジャー9年間の通算成績は279登板、7勝14敗1セーブ、防御率5・32。