第106回全国高校野球選手権の甲子園練習が3日、甲子園球場で行われ、明徳義塾・馬淵史郎監督が、高野連が7イニング制導入に動き出したことについて言及した。 U-18日本代表を率いて7イニング制も経験している指揮官。「7イニング制なら四回まで…

 第106回全国高校野球選手権の甲子園練習が3日、甲子園球場で行われ、明徳義塾・馬淵史郎監督が、高野連が7イニング制導入に動き出したことについて言及した。

 U-18日本代表を率いて7イニング制も経験している指揮官。「7イニング制なら四回までで2点勝ってたら勝てる」と言い切った。投手の力量に勝敗が委ねられる比重が大きくなることを理由とし、「投手をつぎ込んだら。好投手2人持ってたらね。絶対前半勝負で逃げ切りになる」と話した。

 公立と私立の実力差がますます広がることにも注意喚起。「弱いチームが強いチームに勝てるのかと言う人もいますよね。僕は逆だと思う。投手の頭数持ってるところには勝てませんよ。余計、差が出ると思います」と見解を示した。

 「僕たちの時代は野球は9回と思ってきた」とイニング減少に反対意見を述べたが、「大阪に来てからの暑さ考えると、どうなのかなと思うところもある」と何らかの暑さ対策などの改革が必要であることにも理解を示した指揮官。7イニング制によって出場機会の確保も課題の一つ。「それよりもDH制が先やと思います。大谷ルールもできたんですから」とDH制の採用に提言した。