パリ五輪を戦うU―23サッカー日本代表が、現地時間の8月2日、準々決勝としてスペインと対戦。0-3で破れて大会敗退が決まった。 第2戦で10人をターンオーバーしたスペインが、序盤からボールをつないで日本に圧力をかけた。日本は耐え続けるも、…

 パリ五輪を戦うU―23サッカー日本代表が、現地時間の8月2日、準々決勝としてスペインと対戦。0-3で破れて大会敗退が決まった。

 第2戦で10人をターンオーバーしたスペインが、序盤からボールをつないで日本に圧力をかけた。日本は耐え続けるも、前半11分にフェルミン・ロペスが得点。早い時間帯に日本は追いかける展開となる。

 それでも前半40分に細谷真大がゴールネットを揺らして同点にしたかと思われたが、これはVARが介入して無得点に。オフサイドの判定で試合を振り出しに戻すことができない。

 後半に試合を動かしたい日本だったが、得点を重ねたのはスペイン。後半28分、49分とゴールネットを揺らし続けて3点差に。大岩ジャパンはそのまま大会から去ることが決まった。

 オーバーエイジを利用したスペインに対して、同制度を用いなかった日本という違いはあるが、22年に行われたスペイン遠征でも敗れた相手に、改めて世界トップレベルの高さを突きつけられた試合となった。

■試合後には号泣

 試合が終わると、小久保玲央ブライアンと藤田譲瑠チマが号泣。夢半ばで大舞台を去ることとなった悔しさを爆発させた。

 大岩ジャパンは予選リーグ3試合をすべて完封勝利。オーバーエイジを用いなかったU-23日本代表としては、初めて予選リーグを突破した。

 準々決勝で敗れて目標には届かなかったが、日本サッカー界が新たなフェーズに入ったことを示した
大会でもあった。

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