「DeNA2-4阪神」(2日、横浜スタジアム) 阪神がクリーンアップ3連打による鮮やかな逆転勝ちで、今季最長8連勝を飾った。2021年以来3年ぶりのリーグ50勝一番乗りを果たし、今季最多の貯金8として2位に浮上した。 先発・村上は八回途中…

 「DeNA2-4阪神」(2日、横浜スタジアム)

 阪神がクリーンアップ3連打による鮮やかな逆転勝ちで、今季最長8連勝を飾った。2021年以来3年ぶりのリーグ50勝一番乗りを果たし、今季最多の貯金8として2位に浮上した。

 先発・村上は八回途中6安打2失点で今季5勝目をマークした。二回、3四死球で1死満塁のピンチを背負うと、林の中犠飛で先制を許したが、その後は安定感のある投球を展開。八回に1点を失ったが、石井、桐敷の好救援に助けられた。

 DeNAのジャクソンは阪神打線にとって試合前まで今季4度の対戦で防御率0・38に封じられていた天敵だった。

 1点を追う四回は1死一、二塁から前川の大飛球を中堅・桑原の好守に阻まれてしまう。一走・大山は二塁ベースを回った後、帰塁する際、二塁を踏み直さずに一塁に戻ったためアウトとなった。まさかの凡ミスで好機を逃したが、好調の打線が中盤に集中打を見せる。

 0-1の六回、先頭・近本が死球で出塁。中野の犠打で1死二塁とし、森下が8試合連続タイムリーとなる中前打を放ち、同点に追いついた。8試合連続打点は、球団では04年の桧山進次郎以来、20年ぶりとなった。

 続く佐藤輝が右翼フェンス直撃安打でつなぎ、1死一、三塁から大山が中前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。さらに、2死満塁から坂本が左前へ2点タイムリー。この回、打者9人攻撃で一挙4得点を奪った。