ボクシングの3階級制覇王者で、現在はプロモーターとして活躍する亀田興毅氏(37)が今月、新たなイベント「3150LUSHBOMU」をスタートさせることを明らかにした。 亀田氏はコロナ禍の2021年12月、「最高のボクシングを再興する」こと…

 ボクシングの3階級制覇王者で、現在はプロモーターとして活躍する亀田興毅氏(37)が今月、新たなイベント「3150LUSHBOMU」をスタートさせることを明らかにした。

 亀田氏はコロナ禍の2021年12月、「最高のボクシングを再興する」ことをテーマに興行「3150FIGHT」を立ち上げた。ファウンダーとして重岡優大・銀次朗兄弟らを擁して2年7カ月にわたって18興行を開催し、世界タイトルマッチも実現させたが、7月28日の大津を最後に「3150FIGHT」を消滅させた。

 新たにパートナーとして、昨年10月に旗揚げして今年6月まで4興行を開催してきた「LUSHBOMU」と合体。今月24日に大阪・吹田の大和アリーナで「LUSHBOMU feat.3150FIGHT」として予定していた興行を「3150LUSHBOMU」の第1弾として開催することになった。

 「LUSHBOMU」は、音楽レーベル「Lush Music」が主催する、音楽とボクシングと食が一体化したイベント。今年5月に大阪で開催された第3弾では、西田凌佑(六島)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)からIBF世界バンタム級王座を奪取している。

 亀田氏によれば、ボクシングのみならず音楽やグルメ、ファッションなども融合した総合的なフェスとして「3150LUSHBOMU」を発展させ、ボクシングファンにとどまらず、幅広い層が楽しめるエンターテインメントを提供していく。また、選手の待遇を改善する、新たな契約形態も準備しているという。

 第1弾では、メインイベントで亀田和毅(TMK)とレラト・ドラミニ(南アフリカ)のIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を行い、セミファイナルでは3月にWBC世界ミニマム級王座から陥落した重岡優大(ワタナベ)が、再起戦でWBO12位のサミュエル・サルバ(フィリピン)と対戦する。第2弾は10月、第3弾は12月に開催される予定だ。