JRAは2日、第29回エルムステークス(GIII、ダ1700m)の枠順を発表した。 ドバイからの始動戦となるドゥラエレーデは6枠10番、平安Sを制したミトノオーは5枠7番、マリーンSからの連勝を狙うナチュラルハイは3枠4番から発走する。 ◆…

JRAは2日、第29回エルムステークス(GIII、ダ1700m)の枠順を発表した。

ドバイからの始動戦となるドゥラエレーデは6枠10番、平安Sを制したミトノオーは5枠7番、マリーンSからの連勝を狙うナチュラルハイは3枠4番から発走する。

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■不利を受けやすい7枠

2014年以降、札幌で行われた過去9回において、1枠は【0.0.0.9】と結果が出ていない。人気馬が少ないものの、伏兵の台頭もある本レースではフォローしにくい成績だ。

7枠も【0.1.0.17】複勝率は5.6%と振るっていない。ちなみに5番人気以内でも【0.1.0.8】。小回りだからこそ、外の8枠の方が積極性が強く出て、7枠は被せられるリスクがあり、1枠同様に不利を受けやすい枠となっていそうだ。

それを物語るように外めの5~8枠【4.4.5.59】のうち、当日逃げ先行だった馬は【4.3.4.11】勝率18.2%、複勝率50.0%で回収値は単勝132、複勝195をマーク。外枠勢には積極性が求められる。

ミトノオーやドゥラエレーデ、プロミストウォリアは好走条件に合致する枠にイン。7枠のテーオードレフォンは8枠のプロミストウォリアや、自身より内にいる逃げ先行馬を伏せられるかがカギ。ただ、そのハードルは低くはない。

一方、1~4枠は【5.5.4.36】で、このうち当日上がり3F順位が5位以内だった馬は【5.5.4.6】勝率25.0%、複勝率70.0%、回収値は単勝316、複勝192を記録する。逃げ先行馬の成績が良いのは共通しているものの、中団の差し馬でも脚を溜めることができ、勝ち負けのチャンスが広がる。ナチュラルハイは末脚堅実で軸にもってこい。加えて、大沼Sではナチュラルハイより重い斤量で先着したサヴァもイン突きを警戒したい岩田康騎手が騎乗するので、ナチュラルハイといっしょに買っておきたい。

また稍重以上の開催だと、1~4枠のうち1枠を除いた成績が【4.4.3.17】、5~8枠のうち7枠を除いた成績が【2.1.3.30】と、内めの枠が好成績を収める。良馬場の際は前者が【1.1.1.13】、後者が【2.2.2.18】と、やや外枠有利でイーブンに近くなる。

今年は曇り予報。極端に馬場が渋って「内枠が断然有利」とはならなさそう。小回りだが、外枠勢の評価を下げる必要はないだろう。

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