「阪神9-2巨人」(1日、甲子園球場) 痛烈な一打で前夜のフラストレーションを吹き飛ばした。6-2の六回1死二塁。中川の速球を捉えて左前へ。阪神・森下が7試合連続タイムリーでチームを7連勝に導いた。 「拓夢(中野)さんがああやって送ってく…

 「阪神9-2巨人」(1日、甲子園球場)

 痛烈な一打で前夜のフラストレーションを吹き飛ばした。6-2の六回1死二塁。中川の速球を捉えて左前へ。阪神・森下が7試合連続タイムリーでチームを7連勝に導いた。

 「拓夢(中野)さんがああやって送ってくれたり、近本さんが出てくれるので、そういう場面を無駄にしないようにしています。1球で仕留めることができて良かった」

 前夜は平内からあわや顔面死球の投球を受けた後、執念の適時内野安打。試合前、内角攻めについて「(学生時代から)しょっちゅうです。慣れてるんで」と涼しい顔。「デッドボールでも出塁できる。勝負事なので試合に勝つことが一番。冷静にやってます」と“大人の対応”を見せた。

 心は熱くても頭はいつも冷静だ。2-0の三回は先頭で四球を選び、3点目のホームを踏んだ。「勝ちにこだわりたい」と意気込んでいた巨人3連戦は12打数5安打、1本塁打、3打点の大暴れ。2日からのDeNA3連戦へ向け「同じように打線がピッチャーを助けて、攻撃で勝ちたい」と力強かった。