「阪神9-2巨人」(1日、甲子園球場) 阪神が甲子園100周年の日に快勝した。先発のビーズリーが6回3安打2失点で今季5勝目。打線は5試合連続2桁安打などで5月24日の対戦でノーヒットノーランを食らった巨人・戸郷を攻略。デイリースポーツ評…

 「阪神9-2巨人」(1日、甲子園球場)

 阪神が甲子園100周年の日に快勝した。先発のビーズリーが6回3安打2失点で今季5勝目。打線は5試合連続2桁安打などで5月24日の対戦でノーヒットノーランを食らった巨人・戸郷を攻略。デイリースポーツ評論家・藤田平氏はビーズリーの今季ここまでの貢献度と3安打4打点の前川を称賛した。

 先発・ビーズリーは、この日の巨人戦に限らず、ここまでの活躍が光っている。相性の良い巨人戦をはじめ他球団とのゲームでも試合を作ってくれており、試合前半で崩れることも少ない。これまでローテの谷間も埋めてくれており、チームへの貢献度は高い。

 この日の投球もカットボールやスライダーなどを丁寧に制球していた。一方、今季の巨人打線はストレートで押してくる投手に強くボールを曲げてくる投手に苦戦している印象を受ける。

 そして前川が3安打4打点。長所としては、この日、右前へのライナー性のタイムリーを放った五回の打席にもあてはまるが、ファーストストライクでもヒットにできる確率が低いボールを見送れてヒットにできる確率の高いボールを攻めていける。打球は詰まっていたが、詰まっていたからこそタイムリーとなった。バットに芯でとらえていたら、打球は上がりファウルになったかもしれない。