立ち上がりからエンジン全開だった。 「どんどん攻める形をつくっていこうと話していた」とバドミントン女子ダブルスの志田千陽。松山奈未とポジションを入れ替えながら、速いラリーの展開に持ち込み、デンマークのペアを圧倒した。40分足らずのストレー…

 立ち上がりからエンジン全開だった。

 「どんどん攻める形をつくっていこうと話していた」とバドミントン女子ダブルスの志田千陽。松山奈未とポジションを入れ替えながら、速いラリーの展開に持ち込み、デンマークのペアを圧倒した。40分足らずのストレート勝ちで準決勝進出を決めた。

 7月30日の1次リーグ最終戦で敗れ、2位通過。決勝トーナメントでの厳しい組み合わせを覚悟し、「一度死んだようなもの。怖いものはない」と2人で話し合って切り替えたという。

 日本勢としては、2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した高橋礼華、松友美佐紀組以来の4強入りとなる。2日の準決勝では世界ランキング3位の中国ペアと対戦する。志田は「今までやってきたことを信じて、絶対に勝つつもりで戦う」と力を込めた。(岩佐友)