競泳の男子200メートル平泳ぎ決勝に挑んだ花車優は5位、渡辺一平は6位だった。 1、2レーンで隣り合った2人は、序盤からほぼ並走。わずかに花車が前に出る形で進んだ。じわじわと順位を上げたが、メダル圏内には届かぬまま。花車は「(50メートル…

 競泳の男子200メートル平泳ぎ決勝に挑んだ花車優は5位、渡辺一平は6位だった。

 1、2レーンで隣り合った2人は、序盤からほぼ並走。わずかに花車が前に出る形で進んだ。じわじわと順位を上げたが、メダル圏内には届かぬまま。花車は「(50メートルごとの)ラップが全てちょっとずつ足りなかった」と振り返った。

 渡辺は193センチの体を生かした大きな泳ぎを意識するも、いまひとつ伸びを欠いた。終盤も「今までの練習の方がきつい」とスパートをかけたが、スピードに乗り切れなかった。

 ともに2分8秒台のタイムで、「2人ともベストならメダル争いに絡めた。同じ悔しさを抱えている」と花車。渡辺も「水泳って難しい。27歳で少し水泳玄人になったと思っていたけど、赤子同然だった」と話した。

■    ◇(藤木健)

 男子200メートル平泳ぎ決勝で5位の花車優 「悔しい。でも世界で活躍できる選手でありたいので、この気持ちを忘れないようにまたやっていきたい」