「阪神9-6巨人」(31日、甲子園球場) 巨人が阪神に大敗を喫し、連敗で10カードぶりに負け越しが決まった。先発のグリフィンが初回4失点など、4回KOで3敗目(5勝)。中盤に一時は1点差まで迫ったが、2番手の泉も4失点と踏ん張れなかった。…

 「阪神9-6巨人」(31日、甲子園球場)

 巨人が阪神に大敗を喫し、連敗で10カードぶりに負け越しが決まった。先発のグリフィンが初回4失点など、4回KOで3敗目(5勝)。中盤に一時は1点差まで迫ったが、2番手の泉も4失点と踏ん張れなかった。

 試合後の阿部監督は一時1点差まで迫った打線の粘りを評価。「なんとか追いつこうとしてたりね、いい兆しがたくさんあった」とし、「今日の負けは負けで受け止めて」と前向きに語った。

 その上で、「強いて言うなら…」と指摘したのは、1点差迫った直後の六回の守りだった。回をまたいだ泉が坂本に対し、2ストライクと追い込んで3球目。真ん中付近のカットボールを中前に運ばれた。結果的に、ここから4失点を喫した1球に「先頭のツーナッシングかな。ヒット打たれてそこでシラけちゃったね」とし、「あそこはバッテリーが反省しないといけないところかなと思います。それも勉強ですよ」と反省を求めた。

 これで阪神との対戦成績は8勝8敗1分けのタイとなった。2位の広島がDeNAに競り勝ち、再び1ゲーム差まで肉薄。阪神も1・5差で追う形の大混戦に、阿部監督は「3連敗はできない。やるのは選手だしね、明日、仕切り直してやってくれると思います。切り替えてやります」と前を向いた。