前走の鳴尾記念は2着のボッケリーニ(栗東・池江泰寿厩舎)。次走は8月18日(日)、札幌競馬場の芝2000mで行われる札幌記念を予定しており、今朝31日はレースに向けた追い切りを行っている。  朝一番の時間帯のCWへヴィヴァンとハーツアズ…

 前走の鳴尾記念は2着のボッケリーニ(栗東・池江泰寿厩舎)。次走は8月18日(日)、札幌競馬場の芝2000mで行われる札幌記念を予定しており、今朝31日はレースに向けた追い切りを行っている。

 朝一番の時間帯のCWへヴィヴァンとハーツアズワンの2頭が併せ馬で先行して、これを4馬身くらい後ろから追いかける形。6F標識通過のラップが遅かったが、3コーナー手前あたりから前2頭がペースアップ。一瞬、これに引き離される形となったが、3コーナー過ぎにはボッケリーニもスピードに乗って、前との差を詰めていく。

 最後の直線に向くと、6F標識手前と同じくらいの差だったが、もともと追い切りで目立った瞬発力を使うタイプではないだけに、前に追いつくまでに時間を要する。前2頭も前半余裕のあるラップを踏んでいたので、余力があり、結局ゴールまで前に追いつくことはなかった。

 結果的に3馬身ほど遅れているが、時計は6F84.0〜5F66.4〜4F50.5〜3F35.6〜2F22.4〜1F11.4秒。31日、3F35秒台は2頭しかいなかったが、そのうちの1頭でしかも最速。遅れたといってもしっかり動けたことは間違いなく、確実に先週よりも状態が上がっている印象を受けた。

(取材・文:井内利彰)