◆パリ五輪 第5日 ▽体操女子 団体決勝(30日、ベルシー・アリーナ) 体操の女子団体決勝がスタート。五輪代表選考会を兼ねた全日本&NHK杯を制したエースで主将だった宮田笙子(順大)の喫煙と飲酒が発覚し、直前に出場を辞退した。全員10代で五…

◆パリ五輪 第5日 ▽体操女子 団体決勝(30日、ベルシー・アリーナ)

 体操の女子団体決勝がスタート。五輪代表選考会を兼ねた全日本&NHK杯を制したエースで主将だった宮田笙子(順大)の喫煙と飲酒が発覚し、直前に出場を辞退した。全員10代で五輪初出場という岸里奈(戸田市SC)、中村遥香(なんばク)、岡村真(相好ク)、牛奥小羽(日体大)という異例の4人体制ながら予選を5位で通過し、この日の決勝に挑んだ。

 日本はカナダと同じローテーションで演技を行い、前半2種目を終え合計79・565点で8チーム中最下位の8位と出遅れた。1種目目の平均台で落下などがあり、2種目目の床運動では細かいミスで難度の取りこぼしなどがあり、点が出ず。予選ではすべての種目で40点台をマークしたが、この日は2種目でともに39点台にとどまっている。

 前半の2種目を終え、首位は米国。2位にイタリア、中国が3位、英国が4位、ルーマニアが5位、6位にブラジル、7位にカナダとなっている。

 団体決勝は1チーム5人のうち(日本は4人)、各4種目を3人が演技し、その3人の合計点で順位が決まる。

 体操女子団体でのメダルは1964年東京大会の銅のみ。直近の団体成績は2012年ロンドン大会8位、2016年リオ大会4位、2021年東京大会では5位だった。