巨人は29日、30日からの阪神3連戦(甲子園)に向け、川崎市のジャイアンツ球場で投手指名練習を行った。同戦には山崎伊織投手(25)、フォスター・グリフィン投手(29)、戸郷翔征投手(24)が順に先発予定。3・5ゲーム差で迎える昨季王者との…

 巨人は29日、30日からの阪神3連戦(甲子園)に向け、川崎市のジャイアンツ球場で投手指名練習を行った。同戦には山崎伊織投手(25)、フォスター・グリフィン投手(29)、戸郷翔征投手(24)が順に先発予定。3・5ゲーム差で迎える昨季王者との対戦に気を引き締めた。

 先陣を切るのは山崎伊だ。今季、ここまで7勝2敗、防御率1・67と安定感が光る。同郷で同学年でもある才木との再戦に「相手はすごくいい投手。できるだけ本当に点を与えないように」とし、5連勝で託されたバトンに「自分もしっかりと止めないように、後ろに繋いでいきたいと思います」と必勝を誓った。

 好投続くグリフィンが2戦目に先発し、3戦目にはエース・戸郷を投入。5月24日に無安打無得点投球を成し遂げて以来の再戦。「同じ場所で対戦できるのはいいこと」と前向きに捉えた上で、「ただ、相手も、目の色を変えてやってくる。僕も意識しながら投げていきたい」と気を引き締めた。

 巨人は後半戦に入り、DeNA相手に同一カード3連勝。5連勝と勢いに乗る中で例年、「鬼門」にしている甲子園での伝統の一戦に挑む。シーズンは残り51試合で、2位・広島とは3ゲーム差。3位・阪神とは3・5ゲーム差で、勝負どころの3連戦になりそうだ。