パリ五輪女子スケートボードのストリートが28日午後7時から29日午前2時にかけて行われ、宮城県仙台市生まれで世界ランキング2位の赤間凛音(東北高1年)を応援するパブリックビューイングが仙台市内で開催された。 この日は赤間を小学2年時から指…

 パリ五輪女子スケートボードのストリートが28日午後7時から29日午前2時にかけて行われ、宮城県仙台市生まれで世界ランキング2位の赤間凛音(東北高1年)を応援するパブリックビューイングが仙台市内で開催された。

 この日は赤間を小学2年時から指導し、大技「バーレーグラインド」などを習得させた荻堂盛貴元コーチ(47)ら約30人がパリに向けて声援を送り続けた。予選1本目のランでは緊張した面持ちで演技を見ていた荻堂さん。「パリ五輪の場に居るのを見て、みんなに応援してもらってるのを見ると、グッとくるものがあった」と目に涙を浮かべながら応援した。

 赤間の小学時代から親交のあるプロスケーターの石塚佑太さん(25)もエール。小さい時から「滑りがきれい」だったという赤間は「教えたこともすぐできたり、たぶん見ていないところでめちゃくちゃ努力をしていたと思う」と石塚さん。23年の夏にも2か月ほど週1回赤間にコーチングしていただけに、喜びもひとしおだった。

 決勝では2本目のランで89・26を記録し、1位に浮上。ベストトリック1本目でも92・62をマークするなど完璧な演技を披露すると、この日一番の歓声があがった。結果は世界ランキング1位の吉沢恋に6・8差で銀メダルを獲得。荻堂さんは「悔しい気持ちとメダルを獲得してうれしい気持ち。この悔しさをバネに次につなげてほしい」と世界の舞台で堂々と戦った赤間を褒めたたえた。