「DeNA0-6巨人」(28日、横浜スタジアム) 首位・巨人が今季3度目の5連勝で、今季3度目の同一カード3連勝。貯金を「11」とした。先発の菅野は2021年4月16日のDeNA戦以来、3年ぶりの完封でリーグトップタイの9勝目。打線は五回…

 「DeNA0-6巨人」(28日、横浜スタジアム)

 首位・巨人が今季3度目の5連勝で、今季3度目の同一カード3連勝。貯金を「11」とした。先発の菅野は2021年4月16日のDeNA戦以来、3年ぶりの完封でリーグトップタイの9勝目。打線は五回、吉川の押し出し四球からヘルナンデス、モンテスの2点適時二塁打で一挙5点を奪った。

 積極采配が奏功した。6月27日のDeNA戦以降、21試合連続で1~5番を固定。7月の快進撃を支えた大城卓をこの日はベンチに下げ、5番・遊撃にモンテスを起用。左翼に若林、三塁に坂本と不動の1、2番以降は右打者を並べた。前回14日の対戦で8回2安打無失点と、完璧に抑えられた左腕ケイ対策がハマッた。

 この回、2死満塁から吉川が押し出し四球を選ぶと、ヘルナンデスは鋭いスイングで左翼線を破った。「ボールを引き付けて打つ意識でいきました。タイムリーになって良かったです」。さらに二、三塁でDeNAベンチは4番・岡本和を申告敬遠。満塁策を敷いた中、モンテスは初球を狙い打って左翼線に2点適時二塁打を放った。「チャンスだったので得点につながる打撃を心掛けていったよ」。遊撃の守備でも再三、軽快にゴロを裁いた。

 打撃不振で2軍再調整を経験した坂本も、五回に中前打、八回には右中間を破る二塁打でマルチ安打。投打がかみ合った勝利で連勝を5に伸ばした。