(28日、第106回全国高校野球選手権栃木大会決勝 石橋9―8国学院栃木) 今年創立100年を迎えた県立高の石橋が初回に5失点したが、粘り強さではね返し、初の夏の甲子園出場を決めた。 石橋は一回に5点を先制された。だが二回、長短打などで4点…

(28日、第106回全国高校野球選手権栃木大会決勝 石橋9―8国学院栃木)

 今年創立100年を迎えた県立高の石橋が初回に5失点したが、粘り強さではね返し、初の夏の甲子園出場を決めた。

 石橋は一回に5点を先制された。だが二回、長短打などで4点挙げて1点差に迫った。

 三、四回に1点ずつを加えられたが、五回に1点を返して食い下がった。六回に1点を奪われた。

 それでも石橋は諦めなかった。

 六回、無死満塁から連続四球で2点を返した。なおも1死の後、4番の入江祥太の遊ゴロの敵失の間に2人が生還し、4点を加えて9―8と逆転。そのまま逃げ切った。

 石橋は昨春の選抜大会に21世紀枠で出場。今夏は60年ぶりに4強入りし、準決勝では今春の選抜大会に出場した作新学院を破った。