(28日、第106回全国高校野球選手権埼玉大会決勝 花咲徳栄11―9昌平=延長十回タイブレーク) 2017年夏の全国選手権大会で埼玉県勢として初めて全国制覇を成し遂げた花咲徳栄が、5年ぶり8回目の夏の甲子園出場を決めた。 花咲徳栄は一回、1…

(28日、第106回全国高校野球選手権埼玉大会決勝 花咲徳栄11―9昌平=延長十回タイブレーク)

 2017年夏の全国選手権大会で埼玉県勢として初めて全国制覇を成し遂げた花咲徳栄が、5年ぶり8回目の夏の甲子園出場を決めた。

 花咲徳栄は一回、1死二、三塁から4番打者の石原裕惺の適時三塁打で2点を先制した。三回にも1点を加えた。昌平に三、四回に1点ずつを返されたが、五回に2死満塁から石塚が適時打を放ち、3点を加えて突き放した。しかし、八回に昌平の猛攻に遭って同点とされ、延長にもつれこんだ。

 無死一、二塁から始まるタイブレークとなった延長十回、無死満塁から三ゴロの間に1点勝ち越し、さらに左中間への適時2塁打で3点、相手失策の間に1点で計5点を加点。その裏、昌平の反撃を3点に抑えて優勝を決めた。

 今春の県大会を制した花咲徳栄は、今夏の埼玉大会で2回戦から登場。準々決勝の西武台戦では、8点リードの七回に7点を奪われ、九回に同点に追いつかれた。だが、延長十回タイブレークの末、12―9で勝利した。準決勝では山村学園を3―1で破り、決勝に進んでいた。