(27日、第106回全国高校野球選手権静岡大会準決勝 静岡2―3聖隷クリストファー) 静岡のエース谷脇健心投手(3年)は力強い速球と切れのある変化球で相手打者を打ち取り、スクイズで1点を許したものの八回まで散発4安打に抑えた。 1点リード…

 (27日、第106回全国高校野球選手権静岡大会準決勝 静岡2―3聖隷クリストファー)

 静岡のエース谷脇健心投手(3年)は力強い速球と切れのある変化球で相手打者を打ち取り、スクイズで1点を許したものの八回まで散発4安打に抑えた。

 1点リードで迎えた九回表も思い切り腕を振ったが、長短3安打で2点を失い、「甘く入って打たれてしまった。チームに申し訳ない」と悔やんだ。

 春からエースナンバーを背負い、最速141キロの直球とテンポ良い投球で好投手として注目された。昨秋のエースで今大会は谷脇投手と先発を分け合った中野桜佑選手(3年)は「2人で投げ抜いて勝ちたかった。谷脇がいたから自分も頑張ろうと思うことができた」とたたえた。松下球真主将(3年)は谷脇投手を「頑張ってくれた」とねぎらい、「あと一歩が届かなくてすごく悔しい。後輩たちには絶対に甲子園に行ってほしい」と話した。(斉藤智子)