フィリーズは27日(日本時間28日)、エンゼルスの守護神カルロス・エステベス(31)をトレードで獲得したと発表した。エンゼルスにはマイナー投手2人が移る。ドミニカ共和国出身のエステベスは16年にロッキーズでデビューし、1年目から63試合に登…

フィリーズは27日(日本時間28日)、エンゼルスの守護神カルロス・エステベス(31)をトレードで獲得したと発表した。エンゼルスにはマイナー投手2人が移る。

ドミニカ共和国出身のエステベスは16年にロッキーズでデビューし、1年目から63試合に登板して11セーブを記録。18年は故障で全休したが、19年に復帰し自己最多71試合で防御率3・75をマークした。22年オフにFAとなり、エンゼルスと2年総額1350万ドル(約20億9000万円)で契約。移籍1年目の昨季は63試合で5勝5敗31セーブ、防御率3・90を記録してオールスターに初選出。今季は34試合で1勝3敗20セーブ、防御率2・38。大のアニメ好きで知られ、元同僚の大谷とも仲良し。登板後にはカメハメ波ポーズを披露している。

エンゼルスは見返りとして、マイナー所属の左腕サミュエル・アルデゲリ(22)と右腕ジョージ・クラッセン(22)を獲得。アルデゲリは今季A+と2Aで計15試合に先発し6勝7敗、防御率3・23。クラッセンはAとA+で計14試合に先発して3勝2敗、防御率1・97をマークしている。MLB公式サイトのプロスペクトランキングではアルデゲリがフィリーズ内で23位、クラッセンは同28位だった。

MLBは30日(同31日)にトレード期限を迎える。フィリーズは今季快進撃を続け、現在64勝39敗でナ・リーグ勝率トップ。ポストシーズンを見据えてのエステベス獲得となった。一方、エンゼルスはア・リーグ西地区4位で、プレーオフ進出を諦めて売り手に回り、チーム再建にシフトしている。