「阪神7-3中日」(27日、甲子園球場) 阪神打線が効果的につながって後半戦2連勝スタート。オールスターブレイクをはさんで3連勝を飾った。先発・大竹は8回7安打1失点で今季7勝目を挙げた。  ◇  ◇ 常に探求心を持ち続ける大竹。何か投球…

 「阪神7-3中日」(27日、甲子園球場)

 阪神打線が効果的につながって後半戦2連勝スタート。オールスターブレイクをはさんで3連勝を飾った。先発・大竹は8回7安打1失点で今季7勝目を挙げた。

  ◇  ◇

 常に探求心を持ち続ける大竹。何か投球につながることはないのか-。週に1度の登板へ向けて。プライベートの時間も常にアンテナを張り巡らしている。

 「先発って中継ぎに比べたら時間があるんですよ。(時間を)どう使うかめっちゃ大事ですね」

 もちろん、登板へ向けた調整やトレーニング、治療などやるべきことはたくさんある。ただ、空いた時間にはポジティブの思考を身につけるためにさまざまな取り組みにも励む。

 引き出しを増やす1つのツールとして活用しているのが動画サイトのYouTubeだ。「めちゃくちゃ影響を受けました」。試合で投げていてなぜ緊張したり、不安になったりするのか。改善するためにお坊さんの説法や「ビリギャル」の著者である坪田信貴氏の講義の動画を見て学んでいるという。

 取材の際に発する言葉にも気を使っている。「ひとつの言動とか、考え方が変わっただけでピッチングがガラッと変わったりする。それぐらい言葉とか考え方って影響があるなって思って。言葉に出したら、そうなるというのを最近感じるから」と大竹。より成長を求め、前だけを向いてマウンドに立っている。(デイリースポーツ阪神担当・井上慎也)