一族悲願のJRA・GI制覇に向けて、まずはデビューVといくか。名牝系出身のカラマティアノス(牡2、美浦・奥村武厩舎)が、日曜新潟3Rの2歳新馬(芝1800m)でデビューする。  カラマティアノスは父レイデオロ、母ダンサール、母の父ハーツ…

 一族悲願のJRA・GI制覇に向けて、まずはデビューVといくか。名牝系出身のカラマティアノス(牡2、美浦・奥村武厩舎)が、日曜新潟3Rの2歳新馬(芝1800m)でデビューする。

 カラマティアノスは父レイデオロ、母ダンサール、母の父ハーツクライの血統。母はJRAで3勝。祖母のバラダセールは11年の亜1000ギニーと亜オークスを制している。そして叔父のサトノフラッグは20年の弥生賞の勝ち馬で、同年の皐月賞が5着、菊花賞が3着。さらに叔母のサトノレイナスは20年の阪神JFが2着で、21年の桜花賞が2着、日本ダービーが5着だった。このように大舞台を沸かせている名門だが、惜しくもJRAのGIタイトルには手が届いていない。

 ここまで坂路とWを併用して乗り込まれ、時計も優秀。仕上がりには太鼓判を押せる。いずれは一族初となるJRA・GI制覇まで期待される逸材。それだけにしっかりと仕留めておきたい初陣となる。