阪神・西勇輝投手(33)が27日、先発する28日の中日戦(甲子園)に向けて調整した。後半戦初登板にも、「中6日で普通に投げるし、『今からだ』とかはあんまないですね。普通に調整して、1週間後に投げるので。これが中10日とかだったら、何かある…

 阪神・西勇輝投手(33)が27日、先発する28日の中日戦(甲子園)に向けて調整した。後半戦初登板にも、「中6日で普通に投げるし、『今からだ』とかはあんまないですね。普通に調整して、1週間後に投げるので。これが中10日とかだったら、何かあるかもしれないですけど」と通常モードで気負いはなし。ただ、大きな発奮材料がある。母校・菰野高がこの日、三重大会準決勝で勝利。自身が甲子園に出場した08年以来、16年ぶりの夏の甲子園に王手をかけた。

 29日に控える決勝・鈴鹿戦へ、「次、勝ったら甲子園。いろんな気持ちがあると思いますけど、冷静にやってほしい」とエール。聖地キップを必ずつかむと信じて、「何差し入れしようかなって考えてる感じです。久しぶりなんで、何が喜ぶか。うれしい悩みです。思い出に残るような差し入れにしたい」と“先輩の威厳”をのぞかせた。

 「いいコンディションで、疲れを残さんように頑張ってほしいです。僕も頑張ります!!」。後輩の奮闘に刺激を受けて、ホーム甲子園での好投を誓っていた。