「阪神7-3中日」(27日、甲子園球場) 大量得点の中、七回に虎党の悲鳴が唯一こだました。阪神・前川が初球をフルスイングすると、打席内で転倒。自力で立ち上がったが、今岡打撃コーチとトレーナーに抱えられて右足を引きずりながらベンチ裏へ下がっ…

 「阪神7-3中日」(27日、甲子園球場)

 大量得点の中、七回に虎党の悲鳴が唯一こだました。阪神・前川が初球をフルスイングすると、打席内で転倒。自力で立ち上がったが、今岡打撃コーチとトレーナーに抱えられて右足を引きずりながらベンチ裏へ下がった。すぐに交代。負傷離脱となれば痛手だったが、大事には至らなかった。

 「打った瞬間にやばいみたいな感じで」。右の太ももをつって、痛みが襲ったようだ。幸いにも試合中にベンチへ戻り、笑顔を見せた。「問題ないので、次はないようにしたいと思います」。岡田監督も「大丈夫ですね」と無事を強調した。

 打っては三回2死満塁から左翼線にポトリと落とす、2点適時打を記録。「きれいなヒットではなかったですけど、良かったです」。これが後半戦の初安打にもなった。今後も欠かせない存在。軽症で済んだことが何よりだ。