「DeNA1-2巨人」(27日、横浜スタジアム) 季節外れの「新風」がチームに流れを呼んだ。巨人は4連勝でリーグ初の貯金10に到達。快勝の口火を切ったのは新助っ人のバットだ。モンテスが「6番・三塁」で初スタメン出場。三塁線を破る二塁打から…

 「DeNA1-2巨人」(27日、横浜スタジアム)

 季節外れの「新風」がチームに流れを呼んだ。巨人は4連勝でリーグ初の貯金10に到達。快勝の口火を切ったのは新助っ人のバットだ。モンテスが「6番・三塁」で初スタメン出場。三塁線を破る二塁打から先制ホームを踏むと猛打賞の活躍。盗塁も記録するなど、初モノ尽くしの記念日となった。

 二回、1-1から3球目、山崎の宝刀ツーシームにバットを合わせた。四回は遊撃内野安打で出塁後、続く岸田の打席で初盗塁も記録。八回には左前打と、初見の3投手から安打を放った。試合前には郡に誘われて円陣で“自己紹介”。「ココ、今日はどこの球場で打つの」と振られ、「ここデショー!!」と日本語で返して笑いを誘った。「名前に掛けたダジャレだったけどね。仲間に加えてくれて、いい円陣だったんじゃないかな」先制すれば36勝12敗1分けで勝率・750。阿部監督は初回、先発の井上が1死三塁を背負うと「勝負をかけた」と内野に前進守備を指示。無失点で脱し、二回の先制点につなげた。「すごく大きい1勝」と指揮官。新助っ人の活躍で2位・広島とは2ゲーム差。逆転…ならぬ「先制の巨人」に、混セを抜け出しそうな雰囲気が漂ってきた。