パリ五輪男子バスケットボールの日本対ドイツ戦が行われた27日、日本代表の絶対的エース・八村塁(26)の母校・仙台大明成高(宮城)でパブリックビューイングが行われた。 この日は男子バスケットボール部34人、女子バスケットボール部36人、保護…

 パリ五輪男子バスケットボールの日本対ドイツ戦が行われた27日、日本代表の絶対的エース・八村塁(26)の母校・仙台大明成高(宮城)でパブリックビューイングが行われた。

 この日は男子バスケットボール部34人、女子バスケットボール部36人、保護者や教職員など約150人がパリに向けてエール。第1クオーター(Q)7分30秒には八村が日本の初得点を決めると、第3Qには2連続の3点シュートを沈め会場が歓声に包まれた。偉大なる先輩の活躍に男子バスケ部の石岡青(じょう)主将(3年)は「日本の初得点もうれしかったし、ダンクシュートもチームを勢いづけるプレーで、誇らしい」と話した。

 7月8日には八村塁と弟の阿蓮(24)がお忍びで同校を訪問し、塁が所属するレイカーズと日本代表のユニホームやサインを寄贈。そのときに立ち会った朴沢学園の朴澤泰治理事長は「(学校を)懐かしがっていましたね。昔から明るく、元気そうでした」。出発前にもリラックスした雰囲気だったことを明かした。

 初戦のドイツ戦は97―77で敗戦したが、戦いはまだ続く。2戦目となるフランス戦(日本時間31日)に向けて石岡は「チーム内で一番点数を取って欲しい。塁さんの声がけや一つのプレーで精神的に支えられる部分があると思うので期待しています」とエールを送った。