◆パリ五輪 第2日 ▽バスケットボール男子1次リーグ 日本―ドイツ(27日、ピエール・モロワ競技場) バスケットボール男子世界ランク26位の日本は、23年W杯王者で同3位のドイツとの初戦を迎え、前半を44―52で折り返した。 日本スタメンに…

◆パリ五輪 第2日 ▽バスケットボール男子1次リーグ 日本―ドイツ(27日、ピエール・モロワ競技場)

 バスケットボール男子世界ランク26位の日本は、23年W杯王者で同3位のドイツとの初戦を迎え、前半を44―52で折り返した。

 日本スタメンには、ホーキンソン、河村勇輝、吉井裕鷹、八村塁、渡辺雄太が名を連ねた。第1クオーター(Q)で八村が両チーム最初のシュートを放ったが外れ、その後ドイツに先制を許した。渡辺雄は3ポイントシュートを4本中2本決めるなどしたが、格上のドイツに先行を許し、第1Qを21―28で終えた。

 第2Qも日本は踏ん張り守備でも奮闘し、第2Qは23―24で、前半を8点差で折り返した。

 ドイツとは昨年W杯の1次リーグでも対戦し、63-81で敗れていた。さらに19日にはベルリンで異例の直前マッチも実施。個々の能力の高いドイツに終始、翻弄され83ー104と大敗を喫していた。

 日本は昨年W杯(沖縄)で史上最多3勝を挙げて、48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得した。パリ五輪では、21年東京五輪以来3年ぶりにNBAレイカーズの八村塁、NBAで6季プレーした渡辺雄太(千葉J)のダブルエースがそろい踏み。「史上最強日本代表」の呼び声が高く、8強入りを目標に掲げる。

 6月には渡辺雄が左ふくらはぎ肉離れで「(五輪までに)治るかどうかギリギリのところ」と話していたが、7月21日のセルビアとの強化試合で復活。本番直前でようやく全員がそろい、急ピッチでチームを仕上げてきた。

 1次リーグはドイツ戦を終えると残り2試合で、7月30日にNBA新人王のウェンバンヤマ擁する開催国フランス、8月2日に最終予選を勝ち抜いたブラジルと対戦する。