パリオリンピック(五輪)開会式を控えた26日朝、フランス国鉄(SNCF)の一部路線が大規模な妨害被害を受けた。一夜明けた27日、レキップ紙は次のように続報を伝えている。「治安当局によると、『極左環境保護運動』による悪質な行為が、昨日(26日…

パリオリンピック(五輪)開会式を控えた26日朝、フランス国鉄(SNCF)の一部路線が大規模な妨害被害を受けた。一夜明けた27日、レキップ紙は次のように続報を伝えている。

「治安当局によると、『極左環境保護運動』による悪質な行為が、昨日(26日)鉄道交通に大混乱を引き起こした。調査が開始された。

この予期せぬ妨害行為は、昨日の朝から7月と8月のバカンシエ(バカンスを過ごす人)の交差する駅で、残酷な事態を引き起こし、五輪開会式の観戦者にも影響を与えた。

これらの組織立てられた行為は混乱を引き起こし、週末を通じて80万人の旅行者に影響を与えると予想されている」と伝えた。

同紙はさらに、「昨夜(26日)SNCF(フランス国鉄)はフランス東部では今朝8時に運行を再開するが、北部、ブルターニュ地方、南西方面は、混乱が長続きしそうだ」している。

「この妨害事件は、パリ検査庁に属する組織犯罪対策国立裁判所(JUNALCO)に付託された。

路線に近い光ファイバーケーブルが切断され、交通網の3カ所で放火された。とりわけ、モンパルナス駅発レンヌあるいはボルドー行きの電車が路線を入れ替える鉄道ホーム、クールタラン(ウールエロワール県)でも起こった。

モンパルナス駅では、この大混乱の朝(26日)、TGVの出発を映し出すスクリーンの前で、不運と悲嘆が入り交じった感情が支配していた」などと、詳しく続報を伝えている。

(松本愛香通信員)