<パリオリンピック(五輪):バレーボール・日本-ドイツ>◇27日◇男子1次リーグC組◇パリ南アリーナ1972年ミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダルを目指す男子日本代表(世界ランキング2位)が、開幕カードでドイツ(同11位)にフルセットの末…

<パリオリンピック(五輪):バレーボール・日本-ドイツ>◇27日◇男子1次リーグC組◇パリ南アリーナ

1972年ミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダルを目指す男子日本代表(世界ランキング2位)が、開幕カードでドイツ(同11位)にフルセットの末、2-3と競り負けた。第1セット(S)を失う苦しい入りとなったが、第2、第3セットはエースの石川祐希、西田有志、高橋藍が持ち前の決定力を発揮。第4セットを大接戦の末に28-30と奪われ、第5セットもリードされる大苦戦。勢いを止められずに敗れた。

序盤はドイツの高さに苦しんだ。第1Sは2-1から8連続失点と大きく出遅れると、相手エースのグロゼルに勢いを止められず17-25で失った。続く第2Sも立ち上がりは相手にリードを許したが、高橋藍のブロックや西田のサービスエース、石川のスパイクなどで盛り返す。最後は石川のポイントで25-23と競り勝った。

第3Sも前セット奪取の勢いそのままに、序盤から西田や石川、高橋藍らのアタックなどで先行する。小野寺のエースでセットポイントを取ると、最後は石川が決めて25-20と連取した。

第4セットはドイツと一進一退の攻防で中盤まで譲らず。石川のエースなどで追い上げると、20-21の場面でも石川がスパイクを決めて同点。ジュースの接戦となったが、4度の相手のセットポイントをしのぐと、途中出場の宮浦健人がサービスエースを決めて前に出た。しかし、28-28から石川がブロックにかかり5度目のセットポイントを握られると、石川のスパイクがアウトとなり28-30と奪われた。

そして最終第5セット、勢いに乗るドイツが先手を取った。サーブ、レシーブが安定し、先に8点を奪ってコートチェンジ。厳しい流れにの中で西田のアタック、小野寺のサーブでリズムを取り戻した。しかし終盤にミスが出た上、グロゼルを止めれず。まさかの黒星発進となった。

【竹本穂乃加】