<高校野球大阪大会:大阪桐蔭12-2履正社(5回コールド)>◇27日◇準決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム昨夏王者の履正社が大阪桐蔭に5回コールド負けを喫した。大阪大会でのコールド負けは07年夏の5回戦に大阪桐蔭に0-7で7回コールド負けし…

<高校野球大阪大会:大阪桐蔭12-2履正社(5回コールド)>◇27日◇準決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム

昨夏王者の履正社が大阪桐蔭に5回コールド負けを喫した。大阪大会でのコールド負けは07年夏の5回戦に大阪桐蔭に0-7で7回コールド負けして以来、17年ぶりの屈辱となった。

1回に2点を先行したが、先発したエースの高木大希投手(3年)が乱調だった。2四球に5安打で5失点。1死をとったのみでKOされた。履正社としては今夏34イニング目で初失点を喫すると、2回も今夏初失策を記録するなど6失点と2イニング連続で打者一巡の猛攻を食らった。2-11からの3回にはスクイズで1点の追加を許して10点差をつけられた。

高木は「実力不足。1アウトで降板してしまったのはチームのエースとして本当に申し訳ない。自分の球がまだまだだと思った。コントロールは良かったんですけど、キレがなかったのでキレをもっと冬からやっておけばよかった」と悔やみ、「秋から迷惑をかけてきたので、最後の最後まで責任を果たせなくて申し訳ないです」と肩を落とした。

多田晃監督(46)も「完敗でしたね。桐蔭さんの方が1枚も2枚も上手やったなという感じでした。桐蔭さんの打線が粘り強くどんな球にも対応してきた。悔しい結果でした」と振り返った。

履正社の公式戦コールド負けは18年秋の近畿大会で龍谷大平安にコールド負けして以来だが、大阪大会に限ると07年夏以来、17年ぶり。準決勝までの5試合で43得点無失点と圧倒して勝ち上がったが、準決勝で散ることになった。