学生たちが北部九州総体のプロモーションムービー制作に挑戦!

 北部九州総体2024のプロモーションムービーの制作に、日本工学院専門学校 放送芸術科の21名の皆さんに取り組んでいただきました。制作の裏側を制作コースの皆さんと、先生にお話を伺いました!

(左から、制作コースの山本さん、黒岩さん、佐藤さん、佐原さん、渡辺先生)

―今回の動画を制作する上で、特にこだわった部分はどこですか?

(山本)最初の弓道のシーンは、自分の中で一番気に入っています。このシーンだけは絶対に撮りたいと監督が言って撮影して、一番時間をかけて制作したシーンなので是非観てほしいです。

(佐原)映像のテーマは、「この一瞬だ」ということで、各スポーツの大事な「一瞬」、一番力が入るシーンがたくさん含まれているので、スポーツをしている人が見たら共感してもらえるんじゃないかなと思います。

(佐藤)ストーリーを持たせた映像を制作しました。練習風景から入り、試合をして、試合には負けてしまったけど、その悔しさをバネに最終的には試合で勝つ、という、部活ってこういう感じだったよね、と思ってもらえるようにストーリーを考えました。

 現役の高校生だけでなく大人にも、青春時代を思い出しながら見てもらえたら嬉しいなと思います。

―実際に制作してみていかがでしたか?何か今後に繋がる学びはありましたか?

(佐藤)制作するものによって画のテイストが全然違うなと感じました。簡単に言うと、情報番組とCMだと全然違って、引きで全体を撮ると情報番組っぽくて、一部分だけポイントで映すと雰囲気的な要素が強くなるんですよね。今回は後者で、そこがすごく勉強になりました。

 この制作を通して多くのことを学べて凄くいい機会になりました。今後も色々なことに挑戦していきたいなと思っています。

(黒岩)プロデューサーとして関わり、今回2か月ほどで制作を終えて、スケジュール的も凄く大変だったのですが、その中でも「クオリティの高いものを作りたい!」という制作チームみんなの目標が同じだったので、特に指示をしなくても全員が効率的に動けたかなと思っています。

 自分はスポーツが好きで、将来はスポーツに関わる仕事がしたいなと思っているので、今回インターハイに関わる機会がもらえて本当に良かったです。今後何かしらの形でこの経験を活かして、スポーツに関わっていけたらいいなと思います。

(山本)私は性格的に諦めやすいところもあるんですが、高校生の姿を見て、何事も諦めちゃいけないなって気づかされた部分もありました。

 今は正直将来何になりたいとかはないんですが、いつかクレジットに自分の名前が載ったらいいなって思っています。コンサートに行くのとかすごく好きなので、もし音楽番組にクレジットが載ったら一番嬉しいです!

 (佐原)今回、放送芸術科の、有志のメンバーで集まって制作したんですが、自分もどんな風になるか想像もできないけどチャレンジして、終わってみても、チャレンジし続けることは楽しいし大切だなって改めて思いました。今後もその精神は忘れずにいたいなと思います。

  高校生で進路を決めるとき、やりたいことがなくて凄く悩んでいたんですけど、どうせなら面白いことをやってみたいっていうのだけあって。テレビが好きだったので挑戦しようって思ってこの学校に入ったんですが、自分もいつかクレジットに名前が載って、友達に言いたいなって・・・(笑)

―インターハイを応援する動画を制作してくださった皆様から、高校生にエールをお願いします。

(佐藤)今しかないので、全力で楽しんでもらえたらなっていうのが一番強い想いです。悔いの残らないように出し切って、最後どんな結果であっても笑顔で終われたら、きっと良い想い出になると思います。

 (黒岩)私は中学生、高校生と6年間バトントワリングをやっていて、全国大会にも出場したんですが、当時は辛い思いが9.5割でした。でも今考えると、あんなに打ち込めるものがあってよかったなと思います。高校生の皆さんも、大変なことの方が多いと思いますが、諦めずに頑張ってください!

 (山本)自分は12年間サッカーをやってきて、団体競技は、自分を信じるだけじゃなくてチームのみんなを信じることも、勝つためにはすごく重要なことだなと思っています。何があってもそこは貫いて、プレーして欲しいなって思います。

 そんな風に過ごしたチームメイトは、一生の「仲間」にもなりますよ。

(佐原)後悔してももう戻れないので、とりあえず全力を尽くしてほしいなって思います。頑張ることよりも楽しむことをして欲しいですね。

先生コメント 渡辺 素雄先生

 普段生徒たちはTV制作について学んでいて、CMのような短い尺についてはあまり勉強していないので、テレビとはまた違う映像の作り方というのを企画の段階から、基本的には学生主導で生徒たちに任せながら、必要に応じて指導していました。

 かっこよくしづらい画でも、どうかっこよくしていくか、本人たちもすごく苦労していたと思います。今回は、大森学園さんにご協力いただき、普段の部活動の様子を撮らせていただいたので、撮影用の環境ではなかったんですよね。

時間の制約もある中で、ピンポイントでかっこいい絵を切り取っていかなければならなかったので、学生にとってはかなりハードな撮影だったと思います。

 過去何年かのIHの映像も使って制作したんですが、かなり膨大な量の映像の中からどこを使うかを選ぶところから取り組んでいたので、すごく苦労しつつも、勉強になったのではないかなと思います。

 生徒たちは、高校生たちと世代が近いので、未経験だけど一生懸命制作した、という熱量が映像にも込められていると思うので、それを感じてもらえたら嬉しいです。

北部九州総体 2024 プロモーション動画 制作メンバー

日本工学院専門学校放送芸術科

[制作コース]

監督/ディレクター:佐藤 杏実

プロデューサー:黒岩 理紗

アシスタントディレクター:今井 翔太、佐原 拓海、山本 夢乃

 

[カメラコース]

チーフ:小山 莉佳

磯川 歩久斗、高原 快斗、西堀 正訓

 

[音声コース]

チーフ:小野 聖喜

藤林 健

 

[照明コース]

チーフ:小林 夢翔

北村 愛美

 

[編集コース]

チーフ:藤元 幸汰

上田 桃子、大山 聡一朗、田中 佑典、野口 華楽、原田 蒼人、平出 真奈、松本 直紀