「高校野球広島大会・決勝、広陵3-1広島商」(27日、マツダスタジアム) 広陵が広島商との接戦を制し、2年連続25度目の甲子園出場を決めた。両校が2年連続決勝で対戦するのは56年ぶりだった。 先発はプロ注目のエース・高尾響投手(3年)。二…

 「高校野球広島大会・決勝、広陵3-1広島商」(27日、マツダスタジアム)

 広陵が広島商との接戦を制し、2年連続25度目の甲子園出場を決めた。両校が2年連続決勝で対戦するのは56年ぶりだった。

 先発はプロ注目のエース・高尾響投手(3年)。二回に適時内野安打を浴び、先制点を献上し、今大会初失点を喫するも、安定感は抜群だった。三回以降は球数を擁しながらも、コースを丁寧に突く右腕らしい投球を披露。球数が130球を超えた八回に2死満塁のピンチを招いたところで、山口大樹投手(3年)にマウンドを譲ったが、山口が代打・中村から空振り三振を奪い、ピンチを脱出。高尾は7回2/3を6安打1失点、138球の熱投だった。

 打線は三回1死二塁から、浜本遥大外野手(3年)が左中間への適時二塁打を放つと、五回には適時失策の間に2点を勝ち越し。そのまま逃げ切った。

 広島商は5年ぶりの聖地を目指し、ノーシードから勝ち上がってきたが、惜しくも力尽きた。