新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX34」が開幕した。8月18日の両国国技館大会まで20戦士による熱い戦いが繰り広げられる。20日にエディオンアリーナ大阪で行われた開幕戦では、プロレスリング・ノアを離脱して初参戦したジ…
新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX34」が開幕した。8月18日の両国国技館大会まで20戦士による熱い戦いが繰り広げられる。20日にエディオンアリーナ大阪で行われた開幕戦では、プロレスリング・ノアを離脱して初参戦したジェイク・リー(35)が、元IWGP世界王者・SANADA(36)に、4分57秒、FBSで完勝してみせた。
「私にセオリーというのは、当てはめないほうが良い。私は“アンフェア”に戦うと誓った。だが、もうこの身体に生まれ育ってしまった時点で、ほかの人よりもフェアとは言えない。これこそアンフェアだ」とほほ笑んだジェイク。
13日にノアの日本武道館大会で、6人タッグに勝利後、新日本で暴れる「バレットクラブ・ウォードッグス」の外道に連れられ、ノアを“公開離脱”。「私は私の成すべきことのために次なるステージに向かう。文句があるヤツはかかってくればいい。以上だ」と言って去った。
拳王が激怒 これにかみついたのがノアの拳王(39)だ。8月4日に横浜武道館で開幕するノアの真夏の最強決定戦「N―1 VICTORY 2024」がある。拳王は「俺はマジで怒っているんだ。N―1が日本のプロレス界リーグ戦で一番熱いリーグ戦に俺がしてやるからな」「N―1を捨ててG1に行ったクソ野郎どころじゃない、スーパークソ野郎だ」と“裏切り者”ジェイクを切り捨てた。
「今年はG1を捨ててN―1を選んだチャンピオンがいるぞ」と昨年にノアを代表してG1を経験した現GHC王者・清宮海斗(28)がN―1を選択したことをたたえ「どっちが正しいか! その答えは(優勝決定戦の)9月1日、エディオンアリーナ大阪で分かるぞ」と怒りをさく裂させた。(福留 崇広)
◆G1 CLIMAX34(ブロックリーグ戦3位までの計6選手がトーナメントを行い、8月18日に両国国技館で決勝戦)
【Aブロック】内藤哲也、海野翔太、鷹木信悟、SANADA、グレート―O―カーン、ザック・セイバーJr.、ゲイブ・キッド、EVIL、ジェイク・リー、カラム・ニューマン
【Bブロック】後藤洋央紀、エル・ファンタズモ、辻陽太、ジェフ・コブ、HENARE、デビッド・フィンレー、成田蓮、上村優也、KONOSUKE TAKESHITA、ボルチン・オレッグ
◆N―1 VICTORY 2024(ブロックリーグ戦1位同士が9月1日にエディオンアリーナ大阪で優勝決定戦)
【Aブロック】清宮海斗、潮崎豪、マサ北宮、大岩陵平、ジャック・モリス、ドラゴン・ベイン、ルイス・マンテ、ジョシュ・ブリッグス
【Bブロック】拳王、征矢学、佐々木憂流迦、稲村愛輝、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、アルファ・ウルフ、タイタス・アレクサンダー、タビオン・ハイツ