「阪神5-1中日」(26日、甲子園球場) 阪神がクリーンアップ全員打点の活躍で後半戦白星スタートを切った。初回に4番・佐藤輝明内野手(25)、5番・大山悠輔内野手(29)の連続タイムリーで2点を先制。七回には3番・森下翔太外野手(23)の…

 「阪神5-1中日」(26日、甲子園球場)

 阪神がクリーンアップ全員打点の活躍で後半戦白星スタートを切った。初回に4番・佐藤輝明内野手(25)、5番・大山悠輔内野手(29)の連続タイムリーで2点を先制。七回には3番・森下翔太外野手(23)の7号3ランで突き放した。

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 約2週間の2軍生活では、北川2軍打撃コーチと二人三脚で打撃を見直した。北川コーチに伝えられたのは「結果がすべて」ということ。その上で「チームが勝つための行動をしていかないとダメ」と助言を受けた。

 「ケースによっては自分が犠牲にならないといけないことはある」と北川コーチ。チャンスの場面では、詰まりながらでも前に飛ばす。きれいなヒットでなくても1点は1点。泥くさく戦う姿勢をたたき込まれた。

 目指すべき姿として挙げられたのが中大の先輩、DeNA・牧だ。北川コーチは「牧は4番でありながらそういうことができるじゃないですか。『お前にはいい先輩がいるんだから』という話はしました」と明かした。

 森下は、昇格前最後のウエスタン・オリックス戦では内野へのボテボテの適時打で先制点を挙げた。「1軍で結果が出るように、ファームの試合ではそういうところをやっていた。フォアボールでも貴重になると思うので。チームの打線のためになれるようなことはしたい」と森下。考え方も、一回りも二回りも大きくなった。後半戦はどんな形でもチームに貢献していく。(デイリースポーツ・山村菜々子)