現地時間の7月26日、ボルドー市内でU―23サッカー日本代表が練習を行った。翌27日のパリ五輪の予選グループ第2戦・マリ戦に向けたもので、冒頭の15分のみが公開された。 白星発進となった大岩ジャパンが、連勝に向けて動いている。同24日に行…

 現地時間の7月26日、ボルドー市内でU―23サッカー日本代表が練習を行った。翌27日のパリ五輪の予選グループ第2戦・マリ戦に向けたもので、冒頭の15分のみが公開された。

 白星発進となった大岩ジャパンが、連勝に向けて動いている。同24日に行われた、パリ五輪の初戦・パラグアイ戦で、5-0と完勝。前半に先制してさらに、相手に退場者が出たことで数的優位となると、後半に怒涛の4得点。この上ないスタートを切った。

 一方で、気がかりなこともあった。退場を誘発した平河悠が、ファールを受けた部分を痛めて前半のうちに途中交代。試合中にピッチに座り込んで、交代を要求していた。試合後には歩いて場内を一周していたが、翌日の練習には参加せず。そしてこの日の練習もホテルでの調整となったため、2日連続でチームの練習に合流できていないこととなった。

 平河が抜けた攻撃陣だが、この日、斉藤光毅三戸舜介のスパルタ・ロッテルダムに所属するコンビで取材対応。報道陣からお互いの存在について聞かれると、本人を目の前にしての回答に斉藤光毅は「非常にやりづらい」と笑顔で照れながらも、三戸舜介について「大きな存在」と回答。一方の三戸は、「兄」と答え、それに斉藤は「じゃあ、弟か」と笑顔で返していた。

■ターニングポイントに

 マリは因縁の相手である。パリ五輪の出場権を懸けて挑んだU-23アジアカップのメンバー選考前の最後の召集機会で対戦。その際は、先制しながらも1-3で敗れた。しかも、フィジカルなどで勝られただけでなく、ボール保持などでも完敗。ホーム開催という優位さも併せて、苦しい一戦となった。

 それでも、その後のアジアカップで日本は優勝。悔しさを糧に、大会を通じて組織力を上げた。今となっては、ターニングポイントとなったと言える。

 大岩ジャパンは日本時間の27日28時(=28日午前4時)にマリ戦を迎える。本番の大舞台で、リベンジを果たす。

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