パリ五輪開会式当日の26日、フランスの高速鉄道TGVの3路線で「破壊行為」があったことについて、日本オリンピック委員会(JOC)は現地での会見で「今のところ、(選手団には)全く支障をきたしていない」と説明した。日本選手団によると、約150…

 パリ五輪開会式当日の26日、フランスの高速鉄道TGVの3路線で「破壊行為」があったことについて、日本オリンピック委員会(JOC)は現地での会見で「今のところ、(選手団には)全く支障をきたしていない」と説明した。日本選手団によると、約150人が予定通り開会式に参加する予定。

 JOCの尾県貢団長は「五輪という国際大会では、何がおこっても不思議ではないという心持ちでいる」と話し、この後予定されている決起集会で選手、関係者に情報の共有と注意喚起を促すという。

 25日にナントで大会初戦を戦ったサッカー女子の日本代表(なでしこジャパン)は当初、26日午後に高速鉄道TGVを利用して第2戦が行われるパリへ移動する予定だった。チーム広報によると、午前中にナントで練習を終えており、大会組織委員会が手配するバスでの移動に変更になった。警備もつくという。(パリ=藤田絢子、ナント=照屋健)