「ヤクルト-広島」(26日、神宮球場) 広島が初回に2点を先制されながらも、直後の二回に今季1イニング最多となる9点を奪って逆転に成功した。6連打を含む1イニング9安打で圧巻の攻撃を見せた。 初回は久々の先発となったハッチが2死一塁から相…

 「ヤクルト-広島」(26日、神宮球場)

 広島が初回に2点を先制されながらも、直後の二回に今季1イニング最多となる9点を奪って逆転に成功した。6連打を含む1イニング9安打で圧巻の攻撃を見せた。

 初回は久々の先発となったハッチが2死一塁から相手主砲・村上にバックスクリーン左横への先制2ランを被弾。いきなり出ばなをくじかれる展開となった。

 しかし、直後の二回に攻撃陣が爆発。先頭・小園が死球で出塁すると、坂倉、菊池も連打で続いて無死満塁の好機を迎えた。ここで矢野が右翼線を破る3点適時三塁打で一気に逆転に成功。さらに1死三塁から投手・ハッチが来日初安打となる適時打で加点した。

 その後も秋山、野間、堂林、小園、坂倉が安打を放って、相手先発・山野をKO。初回は無安打に封じられていたが、二回だけで一気に9安打を集中させた。坂倉は1イニング2安打をマーク。最終的に打者15人の猛攻となった。

 広島の1イニング9得点は2022年9月10日のヤクルト戦(神宮)で、三回に12得点をマークして以来となった。