米大リーグ、マリナーズは25日(日本時間26日)、レイズとトレードでランディ・アロザレーナ外野手を獲得したと発表した。引き換えにマイナー2選手を含む3人がレイズへ移籍する。同外野手は大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースが興味を持っている…

 米大リーグ、マリナーズは25日(日本時間26日)、レイズとトレードでランディ・アロザレーナ外野手を獲得したと発表した。引き換えにマイナー2選手を含む3人がレイズへ移籍する。同外野手は大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースが興味を持っていると伝えられていた。

 キューバ生まれのアロザレーナは19年にカージナルスでメジャーデビューし、その年のオフにレイズへトレードされた。俊足強打の外野手として21年からレギュラーに定着し、20本塁打&20盗塁をマーク。22年には20本塁打&30盗塁をクリアした。昨季は3月のWBCにメキシコ代表で出場し、準決勝の日本戦でも存在感を示した。シーズンでは3年連続「20-20」を達成し、球宴にも初めて選出された。

 メジャー6年目の今季は15本塁打、16盗塁と記録しているが、打率・213、OPS・717はいずれも自己ワーストペース。昨季まで5年連続プレーオフに進んでいるチームは勝率5割をキープしているが、激戦区のア・リーグ東地区で4位に低迷している。

 アロザレーナはドジャースも獲得に動いていると報じられていた好選手。マリナーズは5月中旬以降、ア・リーグ西地区首位を快走していたが、7月は18戦6勝12敗と失速し、アストロズと昨季覇者のレンジャースと三つ巴の様相を呈している。そこに追い打ちをかけるかのように主力のJ・ロドリゲス外野手とクロフォード遊撃手がそろってけがで離脱。チームは危機的状況に陥っている。

 腕組みポーズで知られる人気者、アロザレーナがV字回復への起爆剤になれるか。