「大相撲名古屋場所・13日目」(26日、ドルフィンズアリーナ) 大関豊昇龍(立浪)が休場した。日本相撲協会に「右内転筋挫傷により約3週間の安静加療を必要とする見込み」との診断書を提出した。休場は初場所以来通算5度目。 師匠の立浪親方(元小…

 「大相撲名古屋場所・13日目」(26日、ドルフィンズアリーナ)

 大関豊昇龍(立浪)が休場した。日本相撲協会に「右内転筋挫傷により約3週間の安静加療を必要とする見込み」との診断書を提出した。休場は初場所以来通算5度目。

 師匠の立浪親方(元小結旭豊)によると、12日目の琴桜戦に首投げで勝った際に、右の股関節付近を負傷。この日、本人と話して休場が決まったといい「明日、横綱とかと当たるし、力が出ないなら休めと言いました。本人は出たい気持ちもあったけど、将来もあるから」と話した。

 豊昇龍は12日目まで9勝3敗。1敗で単独トップの横綱照ノ富士を2差で追い、直接対決を残していた。立浪親方は「優勝も絡んでくる話だから。力が出ないと、見る人に失礼。本人は『優勝のチャンスがある』とは言っていたけど、考えてから『休みます』と。本人は途中まで出る予定だった」と休場に至った経緯を説明した。8月の夏巡業も途中参加になる見通し。同親方は「昨日みたいに受け身で投げるとケガしやすい。本人もわかっているので」と取り口の改善を求めた。

 13日目の対戦相手、関脇大の里は不戦勝となる。