27日に開催される県中学総合体育大会の相撲(富士宮北高相撲場)に、今年度から初めて女子の部が新設された。全国大会にはつながらないが、記念すべき第1回大会には6人がエントリーし、総当たり戦で初代女王を決める。 静岡は全国的にも女子相撲が盛ん…

 27日に開催される県中学総合体育大会の相撲(富士宮北高相撲場)に、今年度から初めて女子の部が新設された。全国大会にはつながらないが、記念すべき第1回大会には6人がエントリーし、総当たり戦で初代女王を決める。

 静岡は全国的にも女子相撲が盛んな地域。県内女子相撲界の第一人者で、昨年度、県中体連相撲専門部の部長に女性として初めて松浦みな美さん(大井川中教)が就任。「女子は中学生になると一気に大会が減る。少しでも、励みになれば」と、大会開催に尽力。やいづ少年相撲クラブに所属し、出場を決めた青木菜南(大富中2年)は「女子の相撲が広がっているのはうれしい。初代女王を狙いたい」と、意欲を見せた。

 ただ、相撲自体はほとんど中学の部活にはなく2027年度以降、全国中学体育大会からなくなる9競技の一つに挙がっている。27年度以降、代替大会を開催するか、全国廃止とともに県大会も消滅するのか。松浦部長は今後の方向性については「未定」とだけ話した。