「都市対抗野球・2回戦、三菱重工West9-2トヨタ自動車」(25日、東京ドーム) 都市対抗野球大会第7日は25日、東京ドームで2回戦3試合が行われ、三菱重工West(神戸市・高砂市)、JR東日本東北(仙台市)、NTT西日本(大阪市)が準…

 「都市対抗野球・2回戦、三菱重工West9-2トヨタ自動車」(25日、東京ドーム)

 都市対抗野球大会第7日は25日、東京ドームで2回戦3試合が行われ、三菱重工West(神戸市・高砂市)、JR東日本東北(仙台市)、NTT西日本(大阪市)が準々決勝に進んだ。三菱重工Westは元阪神の北條史也内野手(29)が先制2ラン&勝ち越し3点二塁打の大活躍。昨年優勝のトヨタ自動車(豊田市)を9-2で破った。

 大舞台で持ち味の勝負強さを発揮した。「2番・三塁」で出場した北條が5打点の大暴れ。お立ち台で「社会人野球最高です!純粋に野球を楽しんでいるところが最高です」と声を張り上げた。

 三回1死二塁から左翼席の上段へ先制2ランを突き刺した。「真っすぐに刺されないように振り抜いたらたまたま入りました」と都市対抗1号に照れ笑い。同点の七回1死満塁では「1点でも多く取りたい。僕しかいない」と元プロの意地をバットに乗せた。左中間を真っ二つに割る走者一掃の二塁打で勝ち越した。

 昨季限りで阪神を戦力外となり、新天地に社会人野球を選んだ。「(チームは)上下関係のない感じなんですけど、いい雰囲気だなと思って」と北條。「優勝まであと3つ。自分たちの野球をやればどこであろうと勝てると思っている」。頼もしいV宣言とともに頂点まで突っ走る。